痔にならないことの養生について
◎治療は漢方がメインになりますが回復には漢方3食養生7の割合で、食養生が回復を早めます。
◎食事ごとにすり胡麻を食べる。分量は一日量、大さじ一杯ぐらいが適当です。
◎毎日大根をなにかのかたちで食べる。ジアスターゼが消化を助け未消化物が痔に悪影響することを予防します。
◎肉類、卵の類はできるだけとらないようにする。お血の原因となり痔を助長します。
◎普段からアルコールを服用するものは暫く禁止する。加えて、過飲食は絶対よくない。重傷の痔疾患にかかっているものは禁止する。
◎刺激物はとらないようにする。タバコ、香辛料、特に胡椒、唐辛子、ワサビはよくない。チョコレート、コーヒー、ニンニクの類をやめる。ニンニクは体を元気にしますが腫れものを助長することがあります。お茶はさしつかえありません。
◎食べ過ぎはいけません。どんな栄養のあるものでも、食べ過ぎは痔の敵です。
◎過激な運動をさけます。散歩のような適度の運動は必要です。同じ姿勢を長くつづけることはよくありません。たとえば、長時間乗り物に乗ったり、長く立ちつづけたり、長く坐って仕事をすることはさけるべきです。
◎痔出血にはレンコンのおろし汁を飲むと奇効があります。おろし汁をしぼって、おちょこに2から3杯飲みますが、ふつうにはおろし胡麻油またはサラダ油をたらして食べると痔の予防になります。
◎脂肪は必ず植物性の油を用いる。
◎日光に親しみ、よく睡眠をとることが必要です。
◎疾患の予防または治療にはお灸が絶大な効果あり、予防には足サンリに灸を月初めの一週間、治療にはチュウカン、コウユ、テンスウ、カンゲン、ダイチョウユ、ショウチョウユに台座灸を一日一回に二壮
◎漢方は新しい痔の場合一、二週間くらいを目安に考える。しかし、慢性の痔は長期服用を考える。