2-5、漢方での不妊症(不孕)の肝氣鬱結の体質傾向
漢方医学では女性は生命の源である腎の気が7年の周期で体調が変化します。
このページでは、
肝の気の鬱結についてお話します。
〇ストレスや過労や気温の変動などは子宮の正常の活動を阻害します。
本来、血を調節するのは肝の疏泄作用というものです。この肝はストレスよって変化しやすく、肝は肝気というものに支配されており、特に感情に左右されやすいものです。特に東洋医学では七情という感情について記されております。その中で肝は怒りを現わします。
つまり、肝の気の病では怒りやすくなるのです。
また、季節で言えば、肝の盛んな季節は春です。日本でも春は気候変化の激しい季節で、自律神経も乱れやすい季節です。
寒暖の差も激しいので、体温調節がうまくいっていないと、基礎体温の乱れにも発展する可能性もあります。
その結果、不妊になりやすい傾向になります。
生理周期での特徴としては基礎体温が乱れやすく、特に生理前に自律神経が不安定など、いろいろな症状に悩まされます。
漢方の不妊症と体質傾向
●肝気鬱結(かんきうっけつ)・・・ストレスなど精神症状
生理の周期が不安定で基礎体温が一定せず不安定になったり、生理前になると異常にイライラしやすくなり、月経前緊張症候群(PMS)になりやすい。