6、多嚢胞性卵巣症候群(多のう胞性卵巣)と不妊
下垂体から出るホルモンの異常で、卵巣の表面が肥厚し、卵胞(卵)がたくさんできているのに、なかなか排卵できず多嚢胞化している病気です。生殖年齢の約6パーセントに該当するようです。
一般的には卵巣の被膜が硬くなって、卵子が外に出ることができなくなった(排卵できない)ため、卵が袋内増えてしまい生理不順や不妊の原因となります。
多嚢胞性卵巣症候群(多のう胞性卵巣)の特徴
・不妊
・月経不妊や無月経
・男性ホルモン過剰による多毛
・ホルモンの値として特徴的なのは血中のLH(黄体形成ホルモン)の値が高が過剰で、FSHは正常
・インスリン抵抗性による肥満
・ホルモン異常によるニキビ
漢方からみた多嚢胞性卵巣症候群(多のう胞性卵巣)
多のう胞性卵巣は東洋医学的に見ればお血が最も大きな原因ですが体質に合わせ、血の流れを良くする活血薬を中心に活力を生む補気剤や血を補う補血剤を使う場合が多いです。