9、妊娠中の漢方養生法
養生法の一例
食養生の例
妊娠中は食べ物の好き嫌いが異常なほど、はっきりしてきます。甘いもの、塩辛いスナック菓子などが異常に欲しくなりむさぼり食うように食べてしまう方がおります。
肉は化学物質の生物濃縮が考えられます。妊娠中は安全性の高いものを選びましょう。
化学物質、添加物、人工甘味料を減らす
スナック菓子やカップラーメンは多くの添加物や香料が使われます。ペットボトルのジュースも人口甘味料を多々加えられておりますので平常時は出来栄えの食品・飲料もより安全で自然なものを摂りましょう!
白砂糖を減らす
白砂糖は急な栄養補給には良いですが、多く摂りすぎると自律神経を乱すことや風邪を引きやすくする場合があります。量の加減には注意しましょう。
アルコールを控える
妊娠中のアルコールは胎児に悪影響を与えかねません。
漢方的にはごく少量吸収をよくするために必要な場合もありますので医師や助産師などの専門家に相談しましょう。
禁煙
タバコは胎児にとって毒です。
男女とも少なくとも受胎前の4か月は禁煙すべきです。
ハーブに注意
普段健康のために、と飲んでいるハーブも妊娠中には良くない場合が多くあります。漢方やハーブの専門家にご相談下さい。
妊娠中にもおすすめのハーブ
ジンジャー(生姜)の適量摂取・・・身体を温め、胃の働きを活発にして風邪の予防にもなります。
ペパーミント(薄荷)の少量摂取・・・緊張を和らげ、精神安定に良いです。ペパーミントティーなんて良いかもしれません。
玄米スープ・・・つわりのときに和らげてくれる作用があり、気分もスッキリさせてくれます。大匙一杯の玄米を鍋に入れ、ある程度焦がすことが出来たら、水を入れ色がきちんと出るくらいに煮込みます。スープのみ服用されると良いと思います。玄米は消化に良くないので捨ててかまいません。
鉄土瓶の白湯・・・妊娠中は貧血になりやすいものです。鉄のサプリメントよりもっと自然な形で鉄も補給出来たら理想的です。