漢方専門 桜門漢薬局
漢方製剤解説第2巻:
鶏鳴散加茯苓(けいめいさんかぶくりょう)について
足のつりに使う漢方です。むくみが出るような方に合います。
江戸時代に脚気に多用された処方の一つです。
九味檳榔湯(くみびんろうとう)という処方が脚気に使われる処方の一つですが、
大黄が配合されて便秘体質でないと飲むのが辛いのですが、
この処方には配合されておりませんので扱いやすい漢方処方です。
私の経験上、胃腸が弱くて足が引きつるという方にお出しして良かった経験はあります。
脚気に使われた漢方薬ですから足の症状を中心に心臓の悪い方などに利用される処方です。