漢方専門 桜門漢薬局
漢方製剤解説第2巻:
苦参湯(くじんとう)について
苦参湯は外用つまり塗り薬で使います。
特に陰部の腫れに使われてきましたが、
アトピーや皮膚の腫物にも効果的です。
痒みを緩和、改善してくれます。
私の経験上、陰部の痒み、アトピーの外用に使います。味は苦くて飲めないものですが外用としては重宝します。類似に漢方処方として蛇床子湯(しゃじょうしとう)という漢方処方も使いますが、こちらも効きますが色が濃いので服への付着を注意しなくてはなりません。手湿疹にお出しして、ザラザラした手に艶が出てきて良かったと言われたこともあります。