肝癌によるむくみ(浮腫)の症例
患者さんの声
患者さんの妻より、
50代男性、数年前から、肝がんになり浮腫みが足に出るようになった、今、入院中であるが漢方薬を飲ませたい。
1回目、生薬末製剤、インチンゴレイサンをお出しする。
奥様から「肌の黄色い色が減って浮腫みがいくらかましになる。」との連絡がある。
退院したとのことで、
2回目、薬局製剤、分消湯(ぶんしょうとう)をお出しする。
「浮腫みは減ってきたとのことで喜ばれる。」
3回目、また、同じ煎じ薬がほしいとリクエストされる。
1年後、奥様から、亡くなったとの知らせがあるが、あの時の漢方は良かった言われる。
治療家コメント
もともと、C型肝炎による肝硬変が浮腫みになりやすい体質であるということで、
生薬末製剤:インチンゴレイサン、煎じ薬:分消湯
が効果を挙げる訳ではあるが、
癌の進行もあった為、むくみで足やお腹が張ってくる苦しい症状をやわらげることから、漢方療法も行う価値はある。
漢方薬とその費用の目安
1日の治療代、粉400円、煎じ薬、550円
※使うお薬、金額は患者さんによって異なります。
1日治療代300円~550円の方が多いです。
養生薬をプラスされる方はご相談下さい。
症状の改善と同時にお薬の量は減ります。