字を書くのに震える(書痙) 症例
患者さんの声
70代男性、
ここ数年、字を書く時に手が震えて、綺麗な字が書けない。
いろいろと病院を回ったが、効果がなく、脳にも異常はないと言われた。
作業する時などは全く問題ないが、
字を書く時と細かい作業をするときに震えが出てしまいます。
⇒全身症状を細かくお聞きして、2週間漢方をお作りする。
2回目
血圧も下がって、便秘も良くなり体調は良くなったが、字を書く時の震えはまだ変わってない。
⇒全身状態を細かくお聞きして再度、2週間分の漢方薬をお作りする。
3回目
血圧や便秘、痔も良くなり体調は良好だけど、字を書く時の震えはまだ変わっていない。
⇒全身状態と体調は改善してきている訳だから、同じように2週間分の漢方薬をお作りする。
4回目
体調は良いし、いくらか字を書く時の震えはあるけど、減ってきた。
⇒同様で様子をみましょう。ということで2週間分お作りする。
5回目
体調も良いし、字を書く時の震えるはある程度減ってきた。
⇒全身の状態をしっかり確認の上2週間分お渡しして、様子を診てもらうこととする。
治療家コメント
もともと、顔もは赤っぽく、ストレスも強いタイプで、総合的に対応いたしました。
脳卒中の家系という訳でもなく、大病院で脳やその他の病気もチェックしてもらったということでしたが、
漢方的には中風の症状であり、年齢的な血虚もあり、痔もありの腸風の病がありました。
それぞれの病が改善されていき、
やっと、震えに効果が出てきたという、順序は漢方的にも重要です。
また、手の筋肉に漢方の効果が早く染み渡るように、マッサージの指導なども行いました。
改善までには、2、3か月という疾患は多いと思います。
実際に治りやすいタイプと治りづらいタイプがあるので、ご相談下さい。