Q9、喉のつかえに良い漢方薬はありますか?
A、漢方でいう喉のつかえは「梅核気」と申します。
梅核気の治療は漢方の得意分野ではありますが、主に、
○風邪による慢性の扁桃炎、
○首のその位置から、まず、胃酸が逆流している可能性
○首は自律神経をつかさどる神経の集まるところでもあるため神経的な問題
○首の弱い部分の後ろでもあるため骨や椎間板の問題、
○喉頭癌
○気管が通る部分でもあるので呼吸器の問題
○頸動脈という太い動脈が通るため心臓からの血流の問題
○精神的な問題から喉の神経に影響する東洋医学でいう五志の問題が主に考えられます。
これらのことを考慮して初めて漢方薬もその人に合わせて作れるのです。
また、食生活から、合わないものが脾胃に影響していることも考えられます。例えば、お酒の飲み過ぎは肝臓に影響しますのでもちろん東洋医学の肝、精神状態にも影響しますし、白砂糖の取りすぎは胃腸を弱くし、胃酸過多の原因や自律神経の乱れにも影響します。たばこやお酒の飲み過ぎにも気を付けましょう。
危険な病気や急性の病気でなければ、
安全でより良い東洋医学の治療法を探しましょう。
喉に関するツボも多くありますのでご指導いたします。