中医学・漢方医学からみた勃起不全の原因
漢方(中医学)で勃起不全は陽萎といい多くの原因で起こります。
陽萎は陰茎に勃起障害が起きるために思うように性交できないことをいいます。
随伴症状として、遺精、滑清、早漏が起こりやすい。
ストレスや環境ホルモンとも影響するとされます。
古典では多く語られます。昔から多い病気であったのでしょう。
・・・・中医による陽萎の原因・・・・・
○心身の疲れ・・・心脾両虚(しんぴりょうきょ)
考え過ぎや過労や胃腸の虚弱から、気血というエネルギーの不足に陥ってしまった状態。
○老化によるのぼせ・・・腎陰虚(じんいんきょ)
年齢的なものや腰の弱さなど、病的虚弱により生じる。
○激しい感情・・・驚恐傷腎(きょうきょうしょうじん)
精神的な症状が強すぎて生じてしまうもの。
○飲食不摂生・・・湿熱(しつねつ)
食べすぎや飲酒みすぎなど、過剰な栄養摂取により生じてしまうもの。
○命門火衰(めいもんかすい)
働き過ぎや長期の自慰行為により、腎の気を損傷してしまうもの。